出典:MiniTool® Software Ltd.
※ MiniTool® Software Ltd. からの許可を得て公式サイトの画像を使用しています。
今回、MiniTool® Software Ltd. 様 からのレビューのご依頼を受け、「MiniTool Partition Wizard」というソフトウェアの紹介をしたいと思います。
誤って削除してしまったファイルを復活させたい方や手軽にハードディスクのパーティションを変更したいという方は、是非参考にしてみてください。
MiniTool Partition Wizard とは?
「MiniTool Partition Wizard」とは、データ復旧やパーティション管理などの補助記憶装置の分野を専門的に手がける「
MiniTool® Software Ltd.」によって開発されたソフトウェアです。
Cドライブや
Dドライブのパーティションの変更を簡単に行えたり、うっかり削除してしまった画像や文章、その他のデータを復元したり、OSを現在記録されているハードディスクから他の記憶装置に移動させることも簡単にできるツールとなっています。
しかも、
無料で前述の機能を使うことができます。
ただし、無料版は、有料版と比べて使える機能が制限されています。
無料版
ページに飛んだら、「ダウンロード」ボタンを押してダウンロードしてください。
有料(プロ)版
このソフトにできること
このソフトの目玉機能は以下の2つです。
その他、HDD上にインストールされたOSのデータを、SSDに移す機能も備えています。
OSをSSDに移して、起動の速度を上げたいという場合にも重宝します。
ソフトウェアを起動してみると、
各機能が見やすくインターフェースが工夫されている印象です。
使用したい機能を直感的に選択できるようになっていてユーザアビリティは申し分ありません。

使い方と併せてそれぞれの目玉機能を紹介したいと思います。
インストール時の注意点
インストール中に以下のウィンドウが出現するので、必ず
「ユーザー体験向上プログラムに参加する」のチェックを外すようにしてください。
別製品の
「Norton Security」も勝手にインストールされてしまいます。


次に、こちらのウィンドウでもチェックをはずします。
ノートンのソフトが不要な場合、チェックを外すことを忘れないように注意してください。
データの復元
このソフトのデータを復元する能力に凄まじいものを感じました。
というのも、
半年以上前に削除した画像や、ネットサーフィンしているときに
ブラウザにキャッシュされたと思われる画像まで復活していたためです。
明らかに保存した覚えのない画像がごろごろと出てきました。
流石に、ブラウザのキャッシュとかいらんわ。(笑)
それでは、先ず使い方から見てみましょう。
使い方

インストール後、デスクトップ上に出現した上記アイコンをクリックします。
その後、小さなウィンドウ(ユーザ アカウント制御)が出現した場合
「はい」をクリックします。
図1.

「データ復元」の項目をクリックします。
図2.

ここでは、Dドライブのデータを復元するとします。
Dドライブの項目をクリックします。
図3.

すると、
図3のような画面に変わります。
これは、削除されたファイルをスキャンしている最中です。
図4.

「パーティションのレイアウトを計算しています。お待ちください...」という小さなウィンドウが出るので、何もせず待ちます。
図5.

次も、何もせず待ちます。
図6.

「OK」ボタンをクリックします。
図7.

各パーティションが表示されるので、
何(いず)れかを選択しクリックします。
後は、表示されたパーティションをクリックすると数々のフォルダが表示されるので、その中に目当てのデータがあるかどうか確かめてください。
よく使用するフォルダ上のデータは復活が難しい
半年前に削除された画像データが復活したとはいえ、頻繁にデータを加えたり削除したりを繰り返しているフォルダ上にあったデータは殆ど復活していませんでした。
画像であれば、中途半端に途切れ途切れだったり、もう原型を留めていないノイズのような画像が復活したにとどまっただけです。
例えば、こんな画像です↓

これは、ハードディスクがフォルダ単位でデータ(ファイル)を管理・保存しているためと考えられます。
同一フォルダ内で、繰り返し新規ファイル保存と削除を行えば、削除したデータのあった領域に新規ファイルのデータが上書きされてしまうため、元のデータが断片的にしか残っていないのだと思います。
こういうデータはどう足掻いても元には戻りません。
あまり使用しなかったフォルダなら高確率でデータが復活する
逆に、あまり使用しなかったフォルダ内で削除したと思われるデータは、殆どが復活していました。
やはり、データの復旧は削除してからすぐに行うのが確実ですね。
パーティションの管理
次にもう一つの目玉機能を見てみます。
パーティションの変更は、実はこのソフトを使用しなくても行うことができたりします。
ただし、その場合にはCかD一方のドライブのデータが全て削除されてしまうため、事前にバックアップ作業が必須となります。
膨大なデータを外部の記憶装置に移す場合、結構な時間が掛かってしまいますよね。
このソフトを使用した場合、
バックアップ作業なしに少ない時間で手軽にパーティションを変更できる点が最大のメリットです。
使い方

こちらも、データ復元同様に、デスクトップ上に出現した上記アイコンをクリックします。
その後、小さなウィンドウ(ユーザ アカウント制御)が出現した場合
「はい」をクリックします。
図8.

「ディスク&パーティションの管理」の項目をクリックします。
図9.

ここでは、Cドライブのパーティションを拡張するものとします。
図10.

図11.

図12.

「適用」をクリックします。
図13.

「はい」をクリックします。
【注意】
もし、以下の
図14のようなウィンドウが出ず、「注意」という別のウィンドウが出た場合、「
『注意』というウィンドウが出た場合」リンクをクリックしてください。
このソフトをインストールしたドライブと、拡張しようとするドライブの関係によっては、
図14のようなウィンドウが出ず、別のウィンドウが出る場合があります。
図14.

処理が終了するまで、何もせず待ちます。
図15.

「OK」をクリックします。
これで無事終了です。
「注意」というウィンドウが出た場合
図16.

「今すぐ再起動」をクリックします。
その後、パソコンが再起動すると、
「Partition Wizard - Boot Mode」のウィンドウが、勝手に画面に現れるので処理が終了するのを待ちます。
そして、OSが起動して終了です。
バックアップ作業が不要
バックアップが不要な理由は、ハードディスク上で空いている領域を自動で判断してくれるからなんですね。
この機能のお陰で、煩わしい作業を一つ省くことができます。
しかし、未割り当て領域が確保できなかったり、全くない場合はパーティションを拡張することはできません。
Dドライブに大切なデータを入れよう
パソコンを使用していると、ブルースクリーンやウィルスに感染するなどの予期せぬ事態に陥(おちい)ることがあると思います。
こういう場合、OSを再インストールするなどの再セットアップが必要になりますが、Dドライブにデータを保管しておけば、そのデータだけは大抵消えずに済みます。
もし、Cドライブをマックスで使用しているなら、即Dドライブを設けて、大切なデータをそちらに移しておきましょう。
もっとも、外付けハードディスクなどにデータをバックアップしておくことが最善の策です。
最後に
以上、「MiniTool Partition Wizard 」についてでした。
無料版でも今回紹介した機能は十分使えるので、興味のある方は是非使ってみてください。
それでは、続きはまた次回にご期待を!